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アフターコロナのリゾートバイトは稼げるんだろうか【2020年からのリゾバ】

北海道でリゾートバイトをしていた友人が2020年2月、肺炎にかかった。新型コロナウイルスではなく、ただの肺炎だった。ただの肺炎でもさぞかし辛いだろう。実は筆者も肺炎に2回もかかって、入院したことがある。友人は2週間隔離された。もちろん出勤はできない。肺炎が治っても仕事はなくなる一方で、3月に無職になった。本来なら4月頭まで働く予定だった。

無職になり、仕方なく北海道の友人の家に居候。実家は県外で、移動もできない。友人にも気を遣う。

ひたすら仕事を探すのみ。

こんな状況では、なかなか仕事が決まらなかった。

住み込みの仕事を北海道内で見つけるのには難しく、2ヶ月ほどしてようやく決まった。

リアルタイムで、この話を聞いたときに「リゾートバイトでお金を貯めること」「リゾートバイトしながら住む場所を変えること」が今後は難しいかもしれない。っていうかヤバイと思う。

働く場所がない。

住む場所がない。

しかも、そんなにお金が貯まっていない状態だったら。

リゾートバイトは危険?仕事がなくなれば住む場所もなくなる

リゾートバイトの魅力は「寮費無料」「食費無料」で働いた分の、ほとんどを貯金できること。

一人暮らしのときにかかる家賃や光熱費も払わなくていい。食事は賄いを食べればいい。たまに、お菓子やお酒を買ったり、スーパーやドラッグストアに行ったり。ガチで節約すれば、毎月15〜20万を貯金していた人もいたほど。

日本全国、行きたい場所、好きな場所に行けて、経験したことがある職種を選べばイージーモード。なんて考えていた人もいただろう。

それがいっきにハードモード。

仕事はない。ホテルや旅館がつぶれる。旅行者がいないのだから当たり前であって、観光産業は大打撃である。

仕事がなくなれば、当然住む場所もない。強制送還で実家があればラッキーで、実家に戻れない勢はどうすればいいのか。

もはや、ホームレス…。

になる前に、リゾートバイト生活を始めるなら覚悟して、賢く生活しなくてはいけない。

筆者の体験談を交えて、リゾートバイト中でも困らない・賢くリゾートバイトをやるコツを3つ紹介したい。

リゾートバイトを賢くやる3つのコツ

リゾートバイトをただやみくもにするのは良くない。

今後、リゾートバイトを始めるにあたって、少しだけやりやすくなるコツがこの3つ。

  • 実家と仲良くする・安いアパートを借りる
  • かならず貯金する
  • リゾートバイト以外の収入源をもつ

1.実家と仲良くするか、一人暮らしの安いアパートを借りる

「リゾートバイトをする」と決めて、実家を出るときに反対された。何も県外で住み込みで働かなくったって、地元にも仕事はあるじゃないと諭(さと)される。実家にいたほうが貯金できるとも言われた。

しかし、今まで実家にいて貯金ができなかったからこそ、住み込みでやるしかないと思ったのだ。

親の反対を押し切ってまで、実家を出ると、なんとなく実家に頼るのが気まずい。

郵便物の転送がうまくいかなくて、実家に大事な郵便が届いてしまったら送ってほしいと頼んだり。

リゾートバイトが無事終わって、荷物を預かってほしいから受け取ってほしいと頼んだり。

細々としたことをやってもらえるのが家族で、その家族と仲良くないと負担が大きくなるのである。

だから、くれぐれも実家を飛び出してまでするものじゃないのがリゾートバイト。きちんとリゾートバイトをする目的を話して、わかってもらった上でやるのがいちばんいい。

それができないなら、貯金額が減っても安いアパートを借りておくのがおすすめである。

地方なら月2万円くらいでワンルームが借りられる。住民票をうつし、次のリゾートバイトまでの期間は、そこに滞在すればいい。冬服やスノボの板も置いておける。

どうしても実家に帰りたくない、頼れる兄弟姉妹もいない場合はそうするしかないのだ。

2.かならず貯金をする

お金は稼いだ分だけ使う主義。貯金なんてする気はない。リゾートバイトも貯金が目的ではない。

そんな風に思っていても、やはりお金がないと何もできないのだ。

お金がないと家は借りられない。お金がないと、安いホテルにも泊まれない。お金がないと、次の仕事を見つけるまで暮らせない。お金がないと、食事もできない。お金がないと、何もできない。

だから、人は自分の未来のために貯金をする。

「ワーホリ留学資金」「マイカー資金」「一人暮らし上京資金」など、貯金をする目的のほかに、「生活防衛貯金」を少しでもすること。

夢のためならがんばれると思う。だけど、その夢を叶えるためにはお金が必要。自分の夢以外の、お金つまり貯金があるだけで、心にも余裕ができる。

せっかく夢が叶っても、そのあとの未来の生活が辛かったら意味がない。

夢を叶えて、より良い生活をするためには、やっぱり貯金が大事なのである。

3.リゾートバイト以外の収入源をもつ

仕事なんていくらでもある。なんでもできる。と思っているなら大間違いで、雇われているなら尚更である。

2019年リゾートバイトの求人件数は、大手リゾートバイト派遣会社で3,000件(ピーク時)以上あったのに、同じ時期の2020年現在は200〜300件程度しかない。

あんなに選び放題だった求人案件。

もうリゾートバイトでは行きたいところに行けないのかもしれない。

そう考えると、リゾートバイトで行きたいところに行くのではなく、行きたいところは旅行するしかないのだ。

リゾートバイト以外の安定した収入源をつくるのが最重要ポイント。

副業時代に突入した今、派遣会社からの給料だけしか収入がないというのはこわい。

自分に合った続けやすい在宅でも可能な収入源を見つける、そして続けるのが2020年の課題だ。

2020年のリゾートバイト事情

新型コロナウイルスが、また流行るかもしれない。

休業要請の緩和に向けて、求人の先行募集も始まった。

問い合わせしても、その求人募集がなくなるかもしれないし、他の人に決まるかもしれない。

農業求人ばかりになったときも、なかなか決まらなかった。

住み込みバイトを雇うのは、感染するリスクが増えるということ。

働く場所と住む場所の両方を決めるのは、2020年かなり大変になってしまったということである。

ようやく決まった仕事も短期で、すぐ仕事がなくなるかもしれない。それでも働きたいという人だけ、リゾートバイトをしよう。

もちろん、賢くリゾートバイトをやっていくのがコツである。

2021年に向けてリゾートバイトの準備をしよう

求人ボックスのCMで、福原遥ちゃんが「バイトおわったら、いっしょに海行かない?」って誘ってくれた。

海がすぐ近くにあるリゾートバイト先は、ほんとうに海ばかり行ける。中抜け休みは、海で泳いで、お昼寝して、夕方からはがっつり仕事。

2020年の夏は、こんな風に過ごせないかもしれない。

しかし、来年2021年は暑い夏を過ごせるはず。そう願いながら、私はまたリゾートバイトを始める準備をする。

miyako

リゾートバイトカタログ編集長のみやこです。現在、編集部を運営しながら、リゾートバイトの記事を執筆中。実はリゾートバイト歴は3年ほど。趣味は海外旅行と規則正しい丁寧な暮らし。ダイエット中。